全員完成
当日時は12組、26名の親子にお集まり頂きました。全員完成しました。お疲れさまでした。
翌日の県民福井に記事が載りました。
翌日の県民福井に記事が載りました。
ふしぎなゲルマラジオ ~こだわりの部品で時代を超えて~
第一回目はラジオの原点、ゲルマラジオを作ります。電池を使わないふしぎなラジオです!
【日 時】 第1回:5月23日(土)13:30~15:30
【会 場】 福井大学(文京キャンパス)総合研究棟Ⅰ 3階 ロボット工房
【対 象】 親子ペア(小学3年生~中学生とその保護者)
※中学生は保護者同伴でなくても結構です。
【定 員】 12組 (24名)
【受講料】 1回1,000円 (1組で1,000円です。先着順ですので空き状況を社会連携係にお問い合わせ後、申込用紙と共に直接お持ちくださるか、現金書留で送って下さい。)
※この受講料の他に傷害保険料(参加者1人当たり50円)が別途必要です。受講料と合わせて申し込み締め切りまでに入金をお願いします。
【講 師】 庄司 英一(福井大学 大学院工学研究科 知能システム工学専攻 准教授)
電波を人間の耳で音声として聞こえるようにするために検波という部分が回路に必要なんですが、その部分に、鉱石を使うと、『鉱石ラジオ』といいます。ただし、鉱石では感度が悪く、また鉱石を電気的に接触させるワザが必要になります。
鉱石のかわりに、ゲルマニウムダイオードという部品を使うと、感度が高く、製作も大変簡単になります。このラジオを通称、『ゲルマラジオ』と呼んでいます。もっとも簡単なラジオで、ゲルマニウムダイオードのゲルマが名前となっています。ダイオードにはほかにも沢山種類がありますが、検波にはゲルマニウムダイオードが感度が高いようです。感度、感度といいましたが、この場合、感度が高いというのは、より大きな音で聞こえるとお考えください。大きなアンテナ、さらに、アースもつなぐと、より大きく、より遠方の放送局の放送が聞こえます。鉱石(こうせき)ラジオというかゲルマラジオというかは、検波の部分をどうするかで厳密には名前が変わりますが、回路も原理も同じなので、ゲルマラジオも、鉱石ラジオのひとつとお考えいただければと思います。
放送局を選ぶ(選曲)には同調回路が必要です。コイルとコンデンサーからなります。このコイルは、大きなボビンに親子で巻いていただきます。コンデンサーはエアーバリコンを使います。バリコンとはバリアブルコンデンサーの略で、難しくいうとコンデンサーの容量が変化できる部品です。コンデンサーの容量を変化させて選曲するのです。この手の製作会では簡易のポリバリコンがよく使われますが、ここは、エアーバリコンを使います。この方がコンデンサーの容量が変わる原理が良くわかりますし、私自身のこどものころの思い出が、このエアーバリコンによる鉱石ラジオでしたので、最近は入手がとても困難になっていますがエアーバリコンを使用します。このラジオ、回路も単純で耐久性あるエアバリコンですから一生ものだと思います(笑)。製作後も末永く楽しんでいただければ幸いです。

【日 時】 第1回:5月23日(土)13:30~15:30
【会 場】 福井大学(文京キャンパス)総合研究棟Ⅰ 3階 ロボット工房
【対 象】 親子ペア(小学3年生~中学生とその保護者)
※中学生は保護者同伴でなくても結構です。
【定 員】 12組 (24名)
【受講料】 1回1,000円 (1組で1,000円です。先着順ですので空き状況を社会連携係にお問い合わせ後、申込用紙と共に直接お持ちくださるか、現金書留で送って下さい。)
※この受講料の他に傷害保険料(参加者1人当たり50円)が別途必要です。受講料と合わせて申し込み締め切りまでに入金をお願いします。
【講 師】 庄司 英一(福井大学 大学院工学研究科 知能システム工学専攻 准教授)
電波を人間の耳で音声として聞こえるようにするために検波という部分が回路に必要なんですが、その部分に、鉱石を使うと、『鉱石ラジオ』といいます。ただし、鉱石では感度が悪く、また鉱石を電気的に接触させるワザが必要になります。
鉱石のかわりに、ゲルマニウムダイオードという部品を使うと、感度が高く、製作も大変簡単になります。このラジオを通称、『ゲルマラジオ』と呼んでいます。もっとも簡単なラジオで、ゲルマニウムダイオードのゲルマが名前となっています。ダイオードにはほかにも沢山種類がありますが、検波にはゲルマニウムダイオードが感度が高いようです。感度、感度といいましたが、この場合、感度が高いというのは、より大きな音で聞こえるとお考えください。大きなアンテナ、さらに、アースもつなぐと、より大きく、より遠方の放送局の放送が聞こえます。鉱石(こうせき)ラジオというかゲルマラジオというかは、検波の部分をどうするかで厳密には名前が変わりますが、回路も原理も同じなので、ゲルマラジオも、鉱石ラジオのひとつとお考えいただければと思います。
放送局を選ぶ(選曲)には同調回路が必要です。コイルとコンデンサーからなります。このコイルは、大きなボビンに親子で巻いていただきます。コンデンサーはエアーバリコンを使います。バリコンとはバリアブルコンデンサーの略で、難しくいうとコンデンサーの容量が変化できる部品です。コンデンサーの容量を変化させて選曲するのです。この手の製作会では簡易のポリバリコンがよく使われますが、ここは、エアーバリコンを使います。この方がコンデンサーの容量が変わる原理が良くわかりますし、私自身のこどものころの思い出が、このエアーバリコンによる鉱石ラジオでしたので、最近は入手がとても困難になっていますがエアーバリコンを使用します。このラジオ、回路も単純で耐久性あるエアバリコンですから一生ものだと思います(笑)。製作後も末永く楽しんでいただければ幸いです。

夢をひらく電子工作プロジェクト2009
小さいころに育まれた感動はその後の考え方や創造性に極めて大きなインパクトを与えます。この講座を通して少しでも多くの子どもたちが保護者と一緒に電子工作の楽しさや不思議さを学び、独創性豊に育っていくきっかけになって頂ければと考えています。内容はシリーズ3回の異なるプロジェクトを予定しています。
第1回(5/23)…ふしぎなゲルマラジオ ~こだわりの部品で時代を超えて~
第2回(7/25)…みんなのトランジスタラジオ ~2石でGO!部品のしくみを学ぼう~
第3回(10/17)…いとしのトランジスタラジオ ~スーパーヘテロダイン方式に挑戦だ~
(各回、(土)13:30~15:30を予定。ただし日程や内容は変更されることがあります。)
夢をひらく電子工作プロジェクト2009のチラシはこちらです。よろしくお願いいたします。
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この製作会の企画の原点には私の子供のころの思い出があります。ラジオの不思議さ、なぜ、電池がなくてもガンガンきこえるのか、アンテナをおおきくしたらどうなるか、アースをつないだらどうなるかなど、好奇心で楽しく遊んだものでした。もっともっと大きなアンテナを張ったらどうなるのかなど考え、竹ざおを工夫して庭先に10~20メートルのアンテナ線を張ってみたものでした。こうしたことは科学的に言えば『実験』なんでしょうが、子供ごころは『遊び』でした(笑)。余談になりますが、最先端の研究でも、遊び心で試しにやっていた結果が、実は大発見につながるケースってよくあるんです。ものづくりや科学的なことで『遊び』とは『追求する』の意味なんでしょうね。
このラジオ、父親に夏休みの工作かなにかで一緒に作った思い出があります。いま思えば科学への興味のきっかけになっていたものなので、ならば、親子で楽しんでいただく、そして、親子で科学の面白さを感じるきっかけとなればと思い企画にいたりました。私にとっては、この企画は実験的な試みとなっています。つまらなければ企画も1年限り自然消滅と考えていました。しかし、参加者からの反響や申し込み数がすぐに定員に達してしまう状況から、みんなが求めているものだということの確認となって今年で3年目となります。
今年度も実施したします。これまでの実施経験を生かして、さらにバージョンアップをしながら今年度も3回シリーズで行います。申込者全員が参加してほしい思いですが、私自身の目が行き届く範囲で、また、参加者親子との会話を重んじて進めたいという企画の意図もありますので、参加人数には制限を設けております。どうぞよろしくお願いいたします。

第1回(5/23)…ふしぎなゲルマラジオ ~こだわりの部品で時代を超えて~
第2回(7/25)…みんなのトランジスタラジオ ~2石でGO!部品のしくみを学ぼう~
第3回(10/17)…いとしのトランジスタラジオ ~スーパーヘテロダイン方式に挑戦だ~
(各回、(土)13:30~15:30を予定。ただし日程や内容は変更されることがあります。)
夢をひらく電子工作プロジェクト2009のチラシはこちらです。よろしくお願いいたします。
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この製作会の企画の原点には私の子供のころの思い出があります。ラジオの不思議さ、なぜ、電池がなくてもガンガンきこえるのか、アンテナをおおきくしたらどうなるか、アースをつないだらどうなるかなど、好奇心で楽しく遊んだものでした。もっともっと大きなアンテナを張ったらどうなるのかなど考え、竹ざおを工夫して庭先に10~20メートルのアンテナ線を張ってみたものでした。こうしたことは科学的に言えば『実験』なんでしょうが、子供ごころは『遊び』でした(笑)。余談になりますが、最先端の研究でも、遊び心で試しにやっていた結果が、実は大発見につながるケースってよくあるんです。ものづくりや科学的なことで『遊び』とは『追求する』の意味なんでしょうね。
このラジオ、父親に夏休みの工作かなにかで一緒に作った思い出があります。いま思えば科学への興味のきっかけになっていたものなので、ならば、親子で楽しんでいただく、そして、親子で科学の面白さを感じるきっかけとなればと思い企画にいたりました。私にとっては、この企画は実験的な試みとなっています。つまらなければ企画も1年限り自然消滅と考えていました。しかし、参加者からの反響や申し込み数がすぐに定員に達してしまう状況から、みんなが求めているものだということの確認となって今年で3年目となります。
今年度も実施したします。これまでの実施経験を生かして、さらにバージョンアップをしながら今年度も3回シリーズで行います。申込者全員が参加してほしい思いですが、私自身の目が行き届く範囲で、また、参加者親子との会話を重んじて進めたいという企画の意図もありますので、参加人数には制限を設けております。どうぞよろしくお願いいたします。

宇宙 … 解き明かすのはあなた - 世界天文年2009
世界天文年とは
2009年はイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から、400年の節目の年です。国際連合、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、国際天文学連合は、この2009年を「世界天文年(International Year of Astronomy:略称 IYA)」と定めました。
世界中の人々が夜空を見上げ、宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ、自分なりの発見をしてもらうこと。それが世界天文年の目的です。
参加国数: 140の国と地域が参加を表明しています。(2009年4月18日現在)
スローガン: 宇宙 … 解き明かすのはあなた
企画:世界天文年2009日本委員会
構成:高田裕行
制作:株式会社ホットスター 唐崎健嗣
編集:Alexandre Bouquin
サウンドロゴ:近藤秀将
曲:Overload(Talamasca/Mindcontrol Records)

2009年はイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から、400年の節目の年です。国際連合、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、国際天文学連合は、この2009年を「世界天文年(International Year of Astronomy:略称 IYA)」と定めました。
世界中の人々が夜空を見上げ、宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ、自分なりの発見をしてもらうこと。それが世界天文年の目的です。
参加国数: 140の国と地域が参加を表明しています。(2009年4月18日現在)
スローガン: 宇宙 … 解き明かすのはあなた
企画:世界天文年2009日本委員会
構成:高田裕行
制作:株式会社ホットスター 唐崎健嗣
編集:Alexandre Bouquin
サウンドロゴ:近藤秀将
曲:Overload(Talamasca/Mindcontrol Records)
