ふしぎなゲルマラジオ ~こだわりの部品で時代を超えて~
第一回目はラジオの原点、ゲルマラジオを作ります。電池を使わないふしぎなラジオです!
【日 時】 第1回:5月23日(土)13:30~15:30
【会 場】 福井大学(文京キャンパス)総合研究棟Ⅰ 3階 ロボット工房
【対 象】 親子ペア(小学3年生~中学生とその保護者)
※中学生は保護者同伴でなくても結構です。
【定 員】 12組 (24名)
【受講料】 1回1,000円 (1組で1,000円です。先着順ですので空き状況を社会連携係にお問い合わせ後、申込用紙と共に直接お持ちくださるか、現金書留で送って下さい。)
※この受講料の他に傷害保険料(参加者1人当たり50円)が別途必要です。受講料と合わせて申し込み締め切りまでに入金をお願いします。
【講 師】 庄司 英一(福井大学 大学院工学研究科 知能システム工学専攻 准教授)
電波を人間の耳で音声として聞こえるようにするために検波という部分が回路に必要なんですが、その部分に、鉱石を使うと、『鉱石ラジオ』といいます。ただし、鉱石では感度が悪く、また鉱石を電気的に接触させるワザが必要になります。
鉱石のかわりに、ゲルマニウムダイオードという部品を使うと、感度が高く、製作も大変簡単になります。このラジオを通称、『ゲルマラジオ』と呼んでいます。もっとも簡単なラジオで、ゲルマニウムダイオードのゲルマが名前となっています。ダイオードにはほかにも沢山種類がありますが、検波にはゲルマニウムダイオードが感度が高いようです。感度、感度といいましたが、この場合、感度が高いというのは、より大きな音で聞こえるとお考えください。大きなアンテナ、さらに、アースもつなぐと、より大きく、より遠方の放送局の放送が聞こえます。鉱石(こうせき)ラジオというかゲルマラジオというかは、検波の部分をどうするかで厳密には名前が変わりますが、回路も原理も同じなので、ゲルマラジオも、鉱石ラジオのひとつとお考えいただければと思います。
放送局を選ぶ(選曲)には同調回路が必要です。コイルとコンデンサーからなります。このコイルは、大きなボビンに親子で巻いていただきます。コンデンサーはエアーバリコンを使います。バリコンとはバリアブルコンデンサーの略で、難しくいうとコンデンサーの容量が変化できる部品です。コンデンサーの容量を変化させて選曲するのです。この手の製作会では簡易のポリバリコンがよく使われますが、ここは、エアーバリコンを使います。この方がコンデンサーの容量が変わる原理が良くわかりますし、私自身のこどものころの思い出が、このエアーバリコンによる鉱石ラジオでしたので、最近は入手がとても困難になっていますがエアーバリコンを使用します。このラジオ、回路も単純で耐久性あるエアバリコンですから一生ものだと思います(笑)。製作後も末永く楽しんでいただければ幸いです。

【日 時】 第1回:5月23日(土)13:30~15:30
【会 場】 福井大学(文京キャンパス)総合研究棟Ⅰ 3階 ロボット工房
【対 象】 親子ペア(小学3年生~中学生とその保護者)
※中学生は保護者同伴でなくても結構です。
【定 員】 12組 (24名)
【受講料】 1回1,000円 (1組で1,000円です。先着順ですので空き状況を社会連携係にお問い合わせ後、申込用紙と共に直接お持ちくださるか、現金書留で送って下さい。)
※この受講料の他に傷害保険料(参加者1人当たり50円)が別途必要です。受講料と合わせて申し込み締め切りまでに入金をお願いします。
【講 師】 庄司 英一(福井大学 大学院工学研究科 知能システム工学専攻 准教授)
電波を人間の耳で音声として聞こえるようにするために検波という部分が回路に必要なんですが、その部分に、鉱石を使うと、『鉱石ラジオ』といいます。ただし、鉱石では感度が悪く、また鉱石を電気的に接触させるワザが必要になります。
鉱石のかわりに、ゲルマニウムダイオードという部品を使うと、感度が高く、製作も大変簡単になります。このラジオを通称、『ゲルマラジオ』と呼んでいます。もっとも簡単なラジオで、ゲルマニウムダイオードのゲルマが名前となっています。ダイオードにはほかにも沢山種類がありますが、検波にはゲルマニウムダイオードが感度が高いようです。感度、感度といいましたが、この場合、感度が高いというのは、より大きな音で聞こえるとお考えください。大きなアンテナ、さらに、アースもつなぐと、より大きく、より遠方の放送局の放送が聞こえます。鉱石(こうせき)ラジオというかゲルマラジオというかは、検波の部分をどうするかで厳密には名前が変わりますが、回路も原理も同じなので、ゲルマラジオも、鉱石ラジオのひとつとお考えいただければと思います。
放送局を選ぶ(選曲)には同調回路が必要です。コイルとコンデンサーからなります。このコイルは、大きなボビンに親子で巻いていただきます。コンデンサーはエアーバリコンを使います。バリコンとはバリアブルコンデンサーの略で、難しくいうとコンデンサーの容量が変化できる部品です。コンデンサーの容量を変化させて選曲するのです。この手の製作会では簡易のポリバリコンがよく使われますが、ここは、エアーバリコンを使います。この方がコンデンサーの容量が変わる原理が良くわかりますし、私自身のこどものころの思い出が、このエアーバリコンによる鉱石ラジオでしたので、最近は入手がとても困難になっていますがエアーバリコンを使用します。このラジオ、回路も単純で耐久性あるエアバリコンですから一生ものだと思います(笑)。製作後も末永く楽しんでいただければ幸いです。
